子育てサプリとは
こんな症状に:
「子育てをもっと楽しくしたい」「こんな時なんて言おう?」
成分:
コミュニケーションと心理学
効能:
笑えてほっとして元気がでます
「子育てをもっと楽しくしたい」「こんな時なんて言おう?」
成分:
コミュニケーションと心理学
効能:
笑えてほっとして元気がでます
来てくれてありがとう
コラムタイトル
(09/02)
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●席を詰めるのは、なぜ?
世界一有名なネズミのいるテーマパークを一周する電車は、先頭がパノラマビューになっており、一番前から3列ほどの座席が、密かな人気スポットです。
親たちは座席の後ろのドア付近に立ち、席を譲り合って子どもたちを座らせてあげています。
さて、この電車に乗った時のこと。
一番前の二人掛けの座席の真ん中に、小学五年生くらいの男の子がひとり、陣取っていました。
そこへ、幼稚園くらいの小さな男の子がやってきました。
その姿を見ても、小学生は席を詰める気配がありません。
小さな子は座席の手すりにつかまって、一心に前の景色を見つめています。
「あの子が席を詰めて座らせてあげれば、安心なのにな」
と思ったと同時に、お母さんらしい人の叱り声が飛びました。
「ヒデアキ(仮名)!席を詰めなさい!恥ずかしい!!」
すると、叱られたヒデアキくんはふり向いて、こう言い放ったのです。
「なにが恥ずかしいの?全っ然、わからない」
周りの大人の空気が凍ってしまいました。
お母さんも絶句してしまったのか、次の声がかかりません。
私も一瞬、「この年齢で、そんなこともわからないんだ…」
と思ってしまいました。
こんな風に、よく私たちは、子どもの言ったりやったりすること(doing)と、その子の人格をくっつけて見てしまいがちです。
考えてみるとあの反論は、人前で突然「恥ずかしい」呼ばわりされたヒデアキくんの精一杯平静を装った抵抗だったのかもしれません。
だからといってこのまま大切なことを伝えるのをあきらめてはいけない、と思うのです。
このピンチをチャンスに変えるために、あなたならどんな風におっしゃいますか?
●命令形よりも、依頼形やアイ・メッセージにしてみよう
怒りのあまり「ばかもの!」と叩いたり、
「そんなこともわからないの?バカじゃないの?!そんなに思いやりの無い子だとは思わなかった!そんな子はもう、うちの子じゃありません!」などと怒るのは、周りの人たちに向けて「親の責任を果たしていますよ」と訴える効果はありますが、子どもにとってはさほど効果的ではありません。
「自分はダメだ」ということを認めさせられた上で、「怒られたり、叩かれたり、バカと言われるのはイヤだから、席を詰める」ということを学ぶと、ひとりで電車に乗ったときに、決して自分からは席を詰めません。
電車に乗って見回すと、そんなひとがたくさんいるでしょう?(笑)
今、一番あなたが伝えたいことは何でしょう。
決して、「おまえはばかだ」ということではないはずです。
あなたが大切にしていて、子どもにも受け継いで欲しいと願っていることを、命令形から、依頼形に変えて、問いかけてみましょう。
または、「アイ・メッセージ」で包んで、気持ちを伝えてみましょう。
例:
「席を詰めて、その子を座らせてあげなさい!」(命令)
↓
「その子も一緒に座らせてくれる?」(依頼)
「その子を一緒に座らせてくれるとうれしいよ」(アイ・メッセージ)
問いかけられたり、気持ちを伝えてもらうと、子どもは自分の良心に照らして判断し、行動できるようになります。

●親ひとりの責任にしない「関わり力」
もちろん、こんな風に言ってあげるのは、親だけの役割ではありません。
むしろ親は、恥ずかしさで頭が真っ白になっていますから、
こんな時こそ、周りの人の出番です。
「親ではないから『〜しなさい!』とは言いにくい」という人でも、依頼形やアイ・メッセージなら、押しつけがましくなく伝えられますね。
「お母さんはね、『小さい子を隣に座らせてくれるとうれしいよ』って言いたかったんだよ」
なんて、助け船を出してあげるのは、いかがでしょうか。
その一言が、「社会全体で子育てする」ことの具体的な行動になると思うのです。
読者にも、こんな風に、行きずりの人に関わってもらって、煮詰まって緊迫した子どもとの状況がホッと和らいだ、という体験をした方がたくさんいらっしゃることでしょう。
「最近の子どもは…」とか「親のしつけがなっていない。甘すぎる」と、感情のままに批判したり、「自分の子なんだから自分で何とかしろ」と、傍観者でいるのは簡単です。
でもそれは、子育てを窮屈にするだけです。
子育てで身につけた、寛容で効果的な「関わり力」を大人同士もお互いに発揮しあえると、もっと子育てが楽な世の中になりますね。
世界一有名なネズミのいるテーマパークを一周する電車は、先頭がパノラマビューになっており、一番前から3列ほどの座席が、密かな人気スポットです。
親たちは座席の後ろのドア付近に立ち、席を譲り合って子どもたちを座らせてあげています。
さて、この電車に乗った時のこと。
一番前の二人掛けの座席の真ん中に、小学五年生くらいの男の子がひとり、陣取っていました。
そこへ、幼稚園くらいの小さな男の子がやってきました。
その姿を見ても、小学生は席を詰める気配がありません。
小さな子は座席の手すりにつかまって、一心に前の景色を見つめています。
「あの子が席を詰めて座らせてあげれば、安心なのにな」
と思ったと同時に、お母さんらしい人の叱り声が飛びました。
「ヒデアキ(仮名)!席を詰めなさい!恥ずかしい!!」
すると、叱られたヒデアキくんはふり向いて、こう言い放ったのです。
「なにが恥ずかしいの?全っ然、わからない」
周りの大人の空気が凍ってしまいました。
お母さんも絶句してしまったのか、次の声がかかりません。
私も一瞬、「この年齢で、そんなこともわからないんだ…」
と思ってしまいました。
こんな風に、よく私たちは、子どもの言ったりやったりすること(doing)と、その子の人格をくっつけて見てしまいがちです。
考えてみるとあの反論は、人前で突然「恥ずかしい」呼ばわりされたヒデアキくんの精一杯平静を装った抵抗だったのかもしれません。
だからといってこのまま大切なことを伝えるのをあきらめてはいけない、と思うのです。
このピンチをチャンスに変えるために、あなたならどんな風におっしゃいますか?
●命令形よりも、依頼形やアイ・メッセージにしてみよう
怒りのあまり「ばかもの!」と叩いたり、
「そんなこともわからないの?バカじゃないの?!そんなに思いやりの無い子だとは思わなかった!そんな子はもう、うちの子じゃありません!」などと怒るのは、周りの人たちに向けて「親の責任を果たしていますよ」と訴える効果はありますが、子どもにとってはさほど効果的ではありません。
「自分はダメだ」ということを認めさせられた上で、「怒られたり、叩かれたり、バカと言われるのはイヤだから、席を詰める」ということを学ぶと、ひとりで電車に乗ったときに、決して自分からは席を詰めません。
電車に乗って見回すと、そんなひとがたくさんいるでしょう?(笑)
今、一番あなたが伝えたいことは何でしょう。
決して、「おまえはばかだ」ということではないはずです。
あなたが大切にしていて、子どもにも受け継いで欲しいと願っていることを、命令形から、依頼形に変えて、問いかけてみましょう。
または、「アイ・メッセージ」で包んで、気持ちを伝えてみましょう。
例:
「席を詰めて、その子を座らせてあげなさい!」(命令)
↓
「その子も一緒に座らせてくれる?」(依頼)
「その子を一緒に座らせてくれるとうれしいよ」(アイ・メッセージ)
問いかけられたり、気持ちを伝えてもらうと、子どもは自分の良心に照らして判断し、行動できるようになります。
●親ひとりの責任にしない「関わり力」
もちろん、こんな風に言ってあげるのは、親だけの役割ではありません。
むしろ親は、恥ずかしさで頭が真っ白になっていますから、
こんな時こそ、周りの人の出番です。
「親ではないから『〜しなさい!』とは言いにくい」という人でも、依頼形やアイ・メッセージなら、押しつけがましくなく伝えられますね。
「お母さんはね、『小さい子を隣に座らせてくれるとうれしいよ』って言いたかったんだよ」
なんて、助け船を出してあげるのは、いかがでしょうか。
その一言が、「社会全体で子育てする」ことの具体的な行動になると思うのです。
読者にも、こんな風に、行きずりの人に関わってもらって、煮詰まって緊迫した子どもとの状況がホッと和らいだ、という体験をした方がたくさんいらっしゃることでしょう。
「最近の子どもは…」とか「親のしつけがなっていない。甘すぎる」と、感情のままに批判したり、「自分の子なんだから自分で何とかしろ」と、傍観者でいるのは簡単です。
でもそれは、子育てを窮屈にするだけです。
子育てで身につけた、寛容で効果的な「関わり力」を大人同士もお互いに発揮しあえると、もっと子育てが楽な世の中になりますね。
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