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子育てサプリとは
こんな症状に:
「子育てをもっと楽しくしたい」「こんな時なんて言おう?」
成分:
コミュニケーションと心理学
効能:
笑えてほっとして元気がでます
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●できていることを見つけて、喜ぶ

子どもが自分で靴を履けるようになったとき、
靴を片方だけ履いて、歩き始めてしまうことがありますね。
そんなとき、あなたはなんとおっしゃるでしょうか?

私はよく、
「ほらー!まだ靴を片方しか履いてないよ。早く履きなさい!(プンプン)」
なんて言っていました。
すると子どもはムッとした顔をして、片履きのまま外に出てしまったりするのです。

ところが、保育園の先生の言葉がけは、ちょっと違うのに気がつきました。
「おっ!靴が片っぽ履けたね〜(すごい、とニコニコ)。もう一個はどこかなぁ?」
今度は子どもは自信たっぷりに、もう片方も履いて見せてくれるのです。

人を育てるには、2つの方法があります。
 1.できていないことを見つけて、指摘する(叱る)
 2.できていることを見つけて、喜ぶ


「できていないことを見つけて、指摘する」方法のメリットは、
「ひとつひとつは見つけやすい」ということです。
小さなこと、もう少しでできそうなことが少しだけなら、
子どもも「よし、あとちょっと」と奮起することができます。

ところが、できていないことは見つけやすいので、
次々と目に入ってきてしまい、
「なぜできないの」「あれもこれもできない」
とイライラします。

子どもも、
「あれもこれも、まだこんなにできていない」
と指摘され続けると、焦りを感じたり、反発したり
「自分にはとても無理だ」と
無力感を感じやすくなります。

一方、同じものを見ながら、
「できていることを見つけて、喜ぶ」こともできます。
ひとつひとつは見つけにくいけれど、
見つかった時にはとてもうれしいものです。

できていることに注目して、それを認めて伝えていくと、
「わたしにはやれる」という自信を原動力にして
子どもは自分で次の段階に向かって進みはじめます。

「あれも、これも、できるようになった」
という発見に満ちた子育ては、楽しいものです。

「なかなか、子どものいいところに目を向けることができないのよね」
とおっしゃる方は、前回ご紹介したように、
まず自分の愛情袋を満たすことからはじめましょう。

あなたは、毎日とてもがんばっているのに
「親なんだから、このくらいやってあたりまえ」と思いこんでいませんか?

独身の時の生活と比べてみてください。
こんなにがんばっているのに「あたりまえ」で過ごしていると、
人がしてくれたこと、がんばっていることも
「やってあたりまえ」と見過ごしがちになります。

自分が今、できていることに目を向けて、
「よくやっているよ」と、たっぷりほめてあげてくださいね。

●頭の中に、成功のイメージが湧く言葉を選んで使う


歩けるようになった子どもが、
水の入ったコップをどうしても「自分で運ぶ」と言います。
しぶしぶ渡しながら、ひとこと言わずにはいられない、
そんな時には、どうおっしゃるでしょうか?

「こぼさないでね」と言うと、
「こぼす」イメージが頭に浮かんで、こぼしやすくなります。

「酸っぱい梅干し」と言ったとたんに、
食べてもいないのに口の中に唾液がわいてくるように、
私たちの脳は、鮮明にイメージしたものを実現するように身体を動かします。

「上手に運んでね」と言うと、
上手に運べるように、身体を動かしやすくなります。

廊下を走っていく子どもたちに、
「廊下は走らない!」一喝すると、
一瞬は止まりますが、また走り出すでしょう。
ところが、
「そーっと歩けるかな?(ニヤリ)」
というと、「もちろん!」とばかりにそーっと歩いてくれます。



コンビニエンスストアのトイレは、その昔、
「トイレは汚さないでください」
という貼り紙があちこちに貼ってありました。
にもかかわらず、当時のトイレときたら、それはそれは汚かったのです。
しかしそのうち、
「トイレはきれいに使ってください」になり、
今では、
「トイレをきれいにご利用いただき、ありがとうございます」です。
このように、良いイメージを沸かせて、お礼まで言われると、
人はその状態を保とうとします。
今のコンビニエンスストアのトイレは、とてもきれいですね。

子どもたちが仲良く遊んでいるときに、
「仲良く遊んでいてくれて、うれしいな〜」
と声をかけてみましょう。
「ケンカしないで遊んでね」と言ったり、
ケンカを始めてから、
「ケンカしちゃだめでしょう!」
と言うより、楽しい効果がありますよ。
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